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朝鮮半島情勢、台湾液晶メーカーに潜在リスク


ニュース 電子 作成日:2010年5月27日_記事番号:T00023015

朝鮮半島情勢、台湾液晶メーカーに潜在リスク

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの謝勤益・大中華区副総裁はこのほど、韓国海軍の哨戒艦沈没事件で朝鮮半島情勢が緊迫していることについて、台湾の液晶パネルメーカーにとって有利とは限らず、さまざまな影響を与える潜在リスクがあると分析した。27日付工商時報が伝えた。

 謝氏はまず、韓国のサムスン電子とLGディスプレイ(LGD)は、競合相手であると同時に、台湾の各メーカーにとっては顧客であり、南北間で戦争が起きる事態となれば、韓国メーカーによる台湾メーカーからの調達もストップすると指摘した。

 また、韓国メーカーは台湾の液晶パネルにとって、駆動IC、発光ダイオード(LED)チップ、偏光膜、バックライトモジュールなど材料部品の供給源であり、朝鮮半島情勢が混乱すれば、台湾メーカーのサプライチェーンも打撃を受けるとした。