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永豊餘、上海万博効果でRFID増産


ニュース 電子 作成日:2010年5月27日_記事番号:T00023016

永豊餘、上海万博効果でRFID増産

 
 開催中の上海万博の入場券でも採用された無線ICタグ(RFID)が中国市場で注目を浴び、需要が増大していることから、永豊餘集団はRFIDの生産能力を3倍に拡大することを決めた。27日付工商時報が伝えた。

 同社によると、中国でのRFID事業はフル稼働状態が続いており、今年は800万~900万人民元(約1億600万~1億1,900万円)の利益が見込まれるという。同社は需要が今後も増大するとみて、生産設備の拡充に600万米ドルを投資する。同社は「増産を行っても、来年にはフル稼働状態に達するのではないか」と予測している。

 永豊餘集団は中国で3年前にRFID事業に参入し、系列の電子ペーパー世界最大手、元太科技工業(PVI)が江蘇省揚州市に子会社「永道無線射頻標籤(アリゾンRFIDテクノロジー)」を設立した。PVIはこのほど、電子ペーパーに事業を特化するため、永道の株の大半を永豊餘造紙に譲渡することを決めた。永豊餘造紙はPVIから取得する株式と増資分で永道の株式60%を取得する。