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NANDフラッシュ需要、3週以内に底打ち=威剛董事長


ニュース 電子 作成日:2010年5月27日_記事番号:T00023017

NANDフラッシュ需要、3週以内に底打ち=威剛董事長

 
 メモリモジュール大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)の陳立白董事長は、今後のNAND型フラッシュメモリー需要について、2~3週間以内に底打ち、米アップルの大規模調達が始まる下半期には同製品の価格も上昇に転じるとの見通しを示した。27日付工商時報が伝えた。

 陳董事長によると、例年NAND型フラッシュメモリー価格は、調達規模世界最大のアップルが3月ごろから調達を開始するのに合わせ徐々に上昇、9~10月ごろピークを迎える。しかし12月~2月の下落幅が今年は予想より小幅だったとしてアップルが模様眺めに入っており、需要が例年より弱まっているという。

 しかし陳董事長は、在庫補充の動きから6月末~7月から需要は回復に向かい、価格も上昇するとは指摘した。ただ、今年はマルチレベルセル(MLC)方式にトリプルレベルセル(TLC)方式の供給が始まったことで、価格上昇期間は例年ほど長くないとみられる。

 なお、来年はアップルのタブレット型PC「iPad」や、SSD(ソリッドステートドライブ)向けの需要が伸び、今年よりも景気見通しは良いと表明した。