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4月の景気対策信号、初の4カ月連続「景気過熱」【図】


ニュース その他分野 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023027

4月の景気対策信号、初の4カ月連続「景気過熱」【図】

 
 行政院経済建設委員会(経建会)が27日発表した4月の景気総合判断指数は前月と同じ39ポイントで、景気対策信号は統計開始以来初めて4カ月連続で「赤(景気過熱)」となった。「赤」が続く理由について経建会の胡仲英副主任委員は、基準となる前年同期の指数が9~11ポイントと低水準だったことが主因で、景気は実際には過熱状態にはなく、安定回復局面にあると指摘している。27日付工商時報などが報じた。
 
 指数を構成する9要素のうち、「直接・間接金融」は2008年12月以来、16カ月ぶりに「青(景気後退)」から「黄青(景気後退傾向)」に改善した。民間投資の増加により、資金需要が高まっていることが要因だ。

 一方、「卸売、小売、飲食業」は、前月の「赤」から「黄赤(景気過熱傾向)」に下がった。胡副主委は、「失業率が改善されないことが、民間消費の伸び悩みに影響している」と指摘した。

 胡副主委は5月の景気対策信号の見通しについて、前年同月の指数が12ポイントと低かったため、引き続き「赤」になると予測している。