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ECFAのアーリーハーベスト難航、署名先送りか


ニュース その他分野 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023028

ECFAのアーリーハーベスト難航、署名先送りか

 
 中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)交渉は、中国側がアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目を100品目増やし、合計400品目とすることで合意したもようだ。しかし、中国側は対象品目の対台湾輸出に占める割合が低過ぎることに不満を抱いており交渉は難航している。このため、6月中の署名は微妙な情勢となった。28日付中国時報が伝えた。

 中国側が項目数で譲歩した結果、アーリーハーベスト対象品目は台湾の対中輸出(金額ベース)で20%を占める見通しとなった。しかし、中国の対台湾輸出で対象品目が占める比率は3%にすぎず、中国側は「極めて不公平だ」と反発を強めているという。

 これに関連し、経済部の林聖忠政務次長(次官)は、「ECFAを6月に署名するという目標に変わりはないが、交渉結果が何とか受け入れ可能な水準にも達しない場合、署名延期もあり得る」と述べており、署名が先送りされる可能性が高まっている。