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高鉄が割引制度改定、定期・回数券方式に


ニュース 運輸 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023029

高鉄が割引制度改定、定期・回数券方式に

 
 台湾高速鉄路(高鉄)は7月より割引制度の対象を、プリペイド式電子マネーカードによる回数券および定期券のみに切り替える。運行時刻別に指定席乗車券の値引き率を設定する現行の割引制度は終了する。28日付中国時報が報じた。

 新制度では、指定区間内を8回乗車できる回数券で15%引き、30日間有効の定期券で最大52%引きとなるようだ。ただ、プリペイド式交通電子マネーカードのチャージ(入金)上限が1万台湾元(約2万8,000円)に制限されているため、台北~左営(高雄)の回数券をはじめ多くの区間で定期券を発行できず、交通部が上限を緩和しない限り新割引制度の恩恵を受けられる乗客は限定されそうだ。

 回数券で1万元の上限を超えるのは台北~左営間(1万132元)のみだが、同区間を利用する1日延べ1万8,000人の利用者は割引を受けられなくなる。また定期券も全27区間のうち上限を下回るのはわずか7区間で、しかも同区間の輸送量は全体の2割にすぎず、その他区間の利用者は定期券が買えないことになる。