ニュース 電子 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023047
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の高啓全総経理は27日の株主総会で、42ナノメートル製造プロセスを予定より2カ月前倒しして9月に導入し、試験生産を始める方針を正式に表明した。同社はサムスン電子の大型設備投資計画を受けて、42ナノ導入を前倒しするとの観測が出ていた。28日付蘋果日報が報じた。
同社は全生産ラインを2011年末までに42ナノに転換することを目指しており、その時点で生産コストが現在の3分の2になるため、サムスンに対抗できるとの考えだ。
42ナノの前倒し導入に伴い今年第4四半期に42ナノ用液浸リソグラフィー装置3台を導入するため、7月の業績説明会で今年の設備投資額を従来から50億台湾元上積みし570億元(約1,620億円)とすること発表する予定だ。
高総経理は同社の業績見通しについて、今年上半期は50ナノへの移行作業のため毎月8億元の損失計上が続いたが、同プロセス製品の量産により、DRAM価格が2.5米ドル水準を維持した場合、第3四半期に黒字転換できるとの見方を示した。
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