中華民国旅行業品質保障協会（品保協会）の28日発表によると、今年に入り海外旅行に出掛ける人が増えており、航空券の値上がりから夏休みシーズンの海外旅行ツアー料金も平均15％上昇している。また台湾域内ツアーも２％程度値上がり、人気の澎湖は航空チケットの確保が困難な状況だ。29日付中国時報が伝えた。
品保協会によると、今年第１四半期の出境旅行者数は15％増加。予測では第２四半期10％増、第３四半期15％増と伸び続ける見込みで、航空路線では座席の確保が難しい上、ディスカウント商品はほとんどないという。
夏休期間の航空券価格上昇幅が最大となっているのは米・カナダ路線で25％上昇、東南アジア・日本でも20％上昇、オセアニア・欧州で15％上昇となっている。
また、ツアー料金はカナダで昨年より２万～３万台湾元（約５万7,000～８万5,000円）割高、米国は１万～１万5,000元上昇となっている。欧州でも、ユーロの対台湾元レートが１割下落しているにもかかわらず、ツアー料金は5,000～8,000元程度上昇している。
