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アムトラン、船井電機との特許訴訟で勝訴


ニュース 家電 作成日:2010年5月31日_記事番号:T00023070

アムトラン、船井電機との特許訴訟で勝訴

 
 瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)は30日、同社が出資する米テレビメーカー、ビジオ(VIZIO)の高精細度テレビをめぐり、船井電機がビジオ側に特許を侵害されたと訴えた裁判で、米連邦巡回上訴裁が26日、ビジオ側の主張を認め、米国際貿易委員会(ITC)による販売差し止め命令を取り消したと発表した。31日付経済日報が伝えた。

 アムトランの広報担当者によると、上訴裁はアムトランが他社の特許を回避して設計した製品は、船井電機の特許を侵害していないと判断。同時に、ITCが昨年7月にビジオ側に下した販売差し止め命令を取り消す決定を下した。旧型液晶テレビに関しては、ビジオによる特許侵害があったとされたが、既に旧型機種は生産されておらず、今後の出荷には影響がないという。

 アムトランの1~4月の売上高は前年同期比17.5%減の170億5,800万台湾元(約488億円)に落ち込んでいる。液晶テレビの機種交代期に重なったのが背景で、同社は5~6月の新機種発売後は、売り上げが回復するとみている。第2四半期の液晶テレビ出荷台数は第1四半期の75万台を上回る80万~90万台を見込む。