米通信キャリアのT-モバイルUSAはこのほど、華碩電脳(ASUS)と全地球測位システム(GPS)世界最大手ガーミン(台湾国際航電)の共同ブランド「Garmin-ASUS」のグーグル・アンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマートフォン「GARMINfone」を、6月9日から販売すると発表した。T-モバイルUSAは宏達国際電子(HTC)のアンドロイド携帯も販売しており、今後は台湾大手2ブランドが米国市場で直接対決することになる。29日付経済日報が報じた。
「GARMINfone」は、GPSの案内音声を自分や家族の声に変えられるソフトウエア「Voice Studio」を初めて搭載したアンドロイド携帯だ(ASUS提供)
「GARMINfone」は「Garmin-ASUS」が米国で初めて発売するアンドロイド搭載機種で、価格は2年間の通信契約とセットで199.99米ドル。300万画素デジカメ、3.5型タッチパネル搭載。
証券会社は、同製品は同じくT-モバイルUSAから6月2日発売予定のHTC「MyTouch 3G Slide」より20米ドル高いが、機能は見劣りがするため苦戦を強いられると予測している。ただ20米ドルで「GARMINfone」の優れたGPS機能が得られることは、GPSを別途購入することを考えればメリットとなると指摘した。