市場調査機関ＩＣインサイトが28日発表した世界の半導体企業の第１四半期売上高ランキングによると、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は５位だった。聯発科技（メディアテック）は18位、ＩＣ設計業者としては世界４位だった。29日付工商時報が伝えた。
世界経済の回復で半導体業界の業績が昨年より大きく改善する中、同ランキング上位は▽１位、インテル▽２位、サムスン電子▽３位、東芝▽４位、テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）――となった。
また上位10社のうちメモリーメーカーが５社を占め、ＤＲＡＭとＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの価格の大幅回復が業績向上につながったとみられる。特にエルピーダメモリは前年の16位から10位に順位を上げ、上昇幅が最大となった。
製造部門をグローバルファウンドリーズ（ＧＦ）として切り離したＡＭＤは、全体ランキングでは11位となったが、ＩＣ設計業者としては、クアルコムを抜きトップを獲得した。同３位はブロードコム、４位のメディアテックに次ぐ５位はエヌビディアだった。
