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「中台は政治問題を避けられない」=連戦・国民党名誉主席


ニュース 政治 作成日:2010年6月1日_記事番号:T00023088

「中台は政治問題を避けられない」=連戦・国民党名誉主席

 
 連戦・国民党名誉主席は31日、中国時報の取材に対し、中台関係について「現段階では経済が重要だが、今後政治問題を避けて通ることはできない」と発言した。馬英九総統は先ごろ就任2周年を迎えるに当たって開いた記者会見で、中台間の平和協定締結について「機が熟していない」との考えを示したが、連氏は「為政者は(中台の)政治対話に責任があり、実行するにせよしないにせよ必ずこの問題に向き合う必要がある」と提言した。1日付中国時報が報じた。
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訪台した中国の劉奇葆四川省共産党委員会書記(左)と握手する連戦氏(中)(中央社)

 連氏は、中台間の問題は長期的な視点に立ち、徐々に話し合いを積み重ねる必要があるとの考えを示し、「(中国)共産党と事前に多くの問題について議論を重ねてきたからこそ、国民党が政権を取った後、直ちに中台開放政策が実行に移せた」と強調した。

 その上で中台間の政治問題に関する協議は既に公式、非公式に始まっており、学術界や専門機関も議論に着手していることを明らかにし、「これは期待ではなく、事実だ」と話した。

 連氏は、これまでの訪中で胡錦涛・中国国家主席とも会談しており、「二人きりで話し合うこともあったが、内容はすべて両岸(中台)の未来についてだった」と語った。