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26度以下の冷房に罰金、台北市の大型商業スペース


ニュース その他分野 作成日:2010年6月1日_記事番号:T00023090

26度以下の冷房に罰金、台北市の大型商業スペース

 
 台北市議会は31日、百貨店など大型商業スペースでの冷房について、26度を下回った場合、1万~5万台湾元(約2万8,000~14万円)の罰金を課す条例案を決議した。商工業による二酸化炭素(CO2)排出量を削減する目的の同条例は行政院で承認を受けた後、7月にも公告・施行される。なお、公告から6カ月間は改善のための猶予期間とするため、本格的な罰則導入は来年からとなる。1日付聯合報が伝えた。

 対象となるのは1カ月の消費電力が10万キロワット時(kWh)、または電気料金30万元以上の契約者で、スーパーマーケットや量販店、ホテル、百貨店、オフィスビルなど市内約542カ所。件数としては商工業者全体の0.2%だが、消費電力は全体の38%を占め、CO2削減効果は大きいと同市産業発展局はみている。

 同局の調査によると、過度の冷房のほか、消費電力の高い照明器具や、ビル1階部分のアーケード「騎楼」での昼間の照明が、エネルギーの浪費につながっている。このため、「騎楼」や室内照明の明るさは中央政府による基準を超えないとするほか、看板照明の白熱灯使用禁止なども実施する方針だ。