ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

受動部品販売、Q3需要も楽観


ニュース 電子 作成日:2010年6月1日_記事番号:T00023105

受動部品販売、Q3需要も楽観

 
 台湾の受動部品販売会社は、川下の需要は依然旺盛で約2カ月先まで受注見通しが立っており、ハイシーズンの第3四半期は今期よりさらに需要が増えると楽観している。1日付電子時報が報じた。

 アルミ電解コンデンサー世界最大手、日本ケミコンなどの販売代理、日電貿(NICHIDENBO)の4月連結売上高は3億3,600万台湾元(約9億6,000万円)、岩崎精機の販売代理、堡達実業(Podak)は同2億7,700万元と、年初以来で最高だった。中国の労働節(メーデー)連休向けに顧客から前倒しで受注があったためだ。

 一方、5月は出荷が通常水準に戻ったため、前月比でやや減収となった。ただ、ノートパソコンなど川下の需要は減っておらず、顧客の在庫水準も正常かやや低めだという。

 証券会社は、日電貿と堡達実業の第2四半期売上高は前期比15%増に落ち着くとの予測を示した。また、日本ケミコンやパナソニックなどのアルミ電解コンデンサー価格引き上げを受け、両社も第2四半期に10~15%値上げしており、同期粗利益率は前期比で改善するとみられる。