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LED液晶パネル需要増、バックライト不足に懸念


ニュース 電子 作成日:2010年6月1日_記事番号:T00023108

LED液晶パネル需要増、バックライト不足に懸念

 
 今年はテレビ、モバイルパソコン、デスクトップPCなどで発光ダイオード(LED)採用機種の需要が高まっていることから、今後LEDバックライトモジュールが供給不足に陥り、年内は不足状態が続くと懸念されている。1日付電子時報が報じた。

 市場調査機関、アイサプライ(iSuppli)によると、LEDバックライトを搭載した大型液晶パネルの出荷枚数は今年、前年比134%増の2億7,700万枚と予想される。また今年LEDバックライトは全体の43.1%が大型液晶パネルに使用される見通しだ。

 業界ではバックライトモジュールの2大部品、LEDおよび導光板が今後不足に直面するとの見方が強まっている。導光板設計の改変、原料不足、コスト上昇に加え、LEDチップの主要製造設備、有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置の不足がバックライト生産量の拡大を抑制する要因となるとみられる。

 傘下にLEDチップ生産能力を抱える一部パネルメーカーにはそれほど深刻な影響は出ないとみられるが、これを持たないメーカーは楽観できないもようだ。