中国鋼鉄が24日、第４四半期の内需向け鉄鋼製品価格を発表した。鋼板は１トン当たり630台湾元（約2,200円）、電磁鋼板は同300元引き上げる。このほか、冷延、熱延、ワイヤロッド、電気亜鉛めっき鋼ロール、溶解亜鉛めっき鋼ロールなど５大製品は価格を据え置く。
値下げを求める声が高まり、中国宝鋼がすでに第４四半期に多くの製品を値下げすると発表しているが、中鋼の林文淵董事長は専門性と市場メカニズムを尊重すると強調。下流産業の競争力を考慮した上で、世界的に原料不足が深刻な鋼板と需要の高い電磁鋼帯以外は値上げを保留した。25日付工商時報が伝えた。
