交通部数拠所の統計によると、５月の新車登録台数は前月比2.9％減、前年同月比39.0％増の２万5,333台となり、２カ月連続で30％を超える高成長となった。景気回復により企業向けの商用車やトラックの販売台数が同40％増加したことに加え、高級車のメルセデス・ベンツおよびＢＭＷの輸入台数が大幅に増えたことが登録台数を押し上げた。２日付工商時報などが報じた。
トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の５月登録台数は7,776台で、シェア30.7％の首位だった。しかしトヨタ車の大規模リコール（回収・無償修理）問題の影響で、前年同期比成長率は15.5％と市場全体の成長率を大幅に下回り、上位６社中最低となった。登録台数２位（3,835台）の中華三菱汽車の前年同月比成長率は58.1％で、上位６社で最高だった。
６月の新車登録台数について各自動車販売会社は、夏休みを控えた需要期となることから約２万4,000～8,000台に達すると予測している。
