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作成日：2010年6月3日_記事番号：T00023158
航空機部品業界、浙江省に航空機部品基地
特殊合金メーカーの栄剛材料科技（ＧＭＴＣ、台南市）は２日、航空機部品関連の台湾企業20社と共同で中国浙江省嘉興市に航空機部品産業の集約拠点「精製産業園区」を設ける計画を明らかにした。３日付経済日報が伝えた。
投資額は最初の４年間に5,000万米ドルで、航空機部品メーカーの宝一科技（エアロウィン）、駐龍精密、晟田科技、鍛造メーカーの富成金属、チタン合金の精剛精密科技（Ｓテック）などが参加する。各社はＧＭＴＣを中心に「台湾精製産業研発聯盟」を結成しており、今後はエアバス、ボーイングなど大手航空機メーカー向けの部品納入を目指す。
同聯盟は今年４月に経済部の業界別支援計画の対象に選ばれ、今後２年間に２億5,000万台湾元（約７億2,000万円）を投資し、航空宇宙分野の素材、部品18項目で認証取得を目指す。これに伴い、関連業界では35億元の投資誘発効果が見込まれる。
同聯盟の召集人を務めるＧＭＴＣの陳興時董事長は「ワンストップ方式で航空機メーカーが必要な部品を納入していく。最高の品質、最短の納期、最も合理的な価格で協力関係を強化したい」と述べた。
