明基電通（ＢｅｎＱ）の王文璨副董事長は、年初に発売した電子ブックリーダー、「nReader」を、８月に中国市場で現地通信キャリアから発売すると語った。９月には自社ブランド製品としても発売し、電子書籍配信サービス、「eBook Taiwan伊博数位書屋」の中国での提供も開始する予定だ。４日付電子時報が報じた。
ＢｅｎＱの「nReader」（同社提供）
「nReader」の今年の目標販売台数は、中台10万台を含む世界30万台。王副董事長によると「eBook Taiwan」の販売額はまだそれほど大きくないものの、現在「nReader」購入者の９割が「eBook Taiwan」の会員となっていると強調した。また会員の多くはプリペイド（前払い）方式での購入を利用しているという。
「eBook Taiwan」は、繁体字の中国語書籍を１日当たり1,500冊のスピードで増やしている。一方、簡体字書籍の蔵書数は７月で7,000冊に、漫画は現在の100冊から年末には1,000冊まで増える見込みだ。
