精英電脳（ＥＣＳ）は、開催中の台北国際電脳展（台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス）で、9.7インチの電子ブックリーダーおよび10.1インチのタブレット型パソコンを発表した。特に電子ブックリーダーが注目を集めており、既に欧米および中国の中堅ノートＰＣメーカーと提携交渉を進めている。欧米市場向けに顧客の需要に応じ、８インチ機種を早ければ９月にも量産する予定だ。４日付電子時報が報じた。
ＥＣＳの電子ブックリーダー「Everest EB-900」（同社提供）
ＥＣＳの電子ブックリーダーはマーベルのシングルチップソリューション、イーインクの技術を採用、高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）をサポートする。現在訪台中の中国電子ブックリーダー最大手、漢王科技の劉迎建董事長も、同製品に強い興味を示しており、今後提携の可能性があるとみられる。
一方、タブレットＰＣはインテル「Atom N450」プロセッサー、Windows 7（ウインドウズセブン）およびＸＰを採用している。観測によると、ＥＣＳはかなり競争力のあるオファー価格を提示しており、欧米ブランドの注目を集めているという。
