ノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）の５月売上高は、前月比54.7％増、前年同月比11.78％増の319億3,500万台湾元（約9,011億円）で今年最高となった。仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）に流れていた東芝からの受注が戻り、５月より関連機種の出荷が始まったことに加え、サーバーの出荷が堅調であることが要因だ。８日付蘋果日報などが報じた。
５月のノートＰＣ出荷台数は150万台に達し、４月の100万台から大幅に成長した。証券会社の予測によると６月は200万台を突破、第２四半期の売上高は前期比10～15％増となる見込みだ。
なお業界予測では、ノートＰＣ受託生産大手各社の６月出荷台数は、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が唯一減少するとみられている。コンパルは410万台、緯創資通（ウィストロン）は210万台で、前月から増加となる見通しだ。
