ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）の５月連結売上高は、前月比18.14％減、前年同月比5.4％増の98億6,000万台湾元（約278億円）となった。同社は減収の理由について、顧客メーカーが中国の労働節（メーデー）連休に向けて４月に集中的に在庫補充を行った反動と分析している。８日付工商時報が伝えた。
メディアテックは先日の業績説明会で、第２四半期の連結売上高は前年同期比５％減～２％増の311億～333億元になるとの予測を示している。４月と５月の売上高から計算すると、６月売上高は92億1,000万～115億元水準と推測される。
一方、タッチパネル用ＩＣ設計の義隆電子（ＥＬＡＮ）は、前月比1.40％増、前年同月比41.38％増の５億7,800万元となり、２カ月連続で過去最高を更新した。その他の大手ＩＣ設計各社は５月、約４～10％の減収となった。
