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作成日：2010年6月9日_記事番号：T00023272
仏トタル、モーテック傘下のＡＥに25％出資
太陽電池大手、茂迪科技（モーテック・インダストリーズ）は８日、同社傘下の多結晶シリコン製造子会社、ＡＥポリシリコン（米ペンシルベニア州）に対し、石油メジャーの仏トタルが25.4％を出資すると発表した。９日付経済日報が伝えた。
トタルはＡＥの増資を引き受け、２位株主となる。トタルはＡＥに原材料の供給を開始し、ＡＥの生産コストは30％低下する見通しだ。トタルの取得株式は時価15億台湾元（約42億円）相当と試算されている。今回の増資でＡＥの資本金は２億米ドルとなり、モーテックの出資比率は現在の50％から33.3％に低下する。
世界のエネルギー大手は、太陽電池分野への投資を強化しているが、台湾系の太陽電池関連メーカーが石油メジャーによる出資を受けるのは初めてとなる。ＡＥは仏トタルの資金力を背景として、今後は積極的な生産拡充を進めるとみられる。
