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作成日：2010年6月9日_記事番号：T00023278
デルタのＬＥＤ電球、ＴＵＶ認証獲得
台達電子工業（デルタ・エレクトロニクス）は８日までに、同社の発光ダイオード（ＬＥＤ）電球がドイツの安全認証機関、テュフラインランド（ＴＵＶ）による認証を獲得したと発表した。台湾企業がＬＥＤ分野でＴＵＶ認証を獲得したのは初めてで、欧州への販路拡大にプラスとなる。９日付蘋果日報が伝えた。
デルタは昨年、日立ライティングからＬＥＤ電球を１万個受注した。今年は同社向けの出荷量が20万個に達する見通しだ。デルタは受託生産と自社ブランドで欧州市場を開拓したい構えだ。
デルタはまた、中国で広東省東莞市の生産ラインを拡充するほか、江蘇省蘇州市、天津市、安徽省蕪湖市、湖南省郴州市などにも生産ラインを設置し、ＬＥＤ電球を売り込む。
海英俊同社執行長（ＣＥＯ）は「各国政府が白熱電球の使用禁止に向けたスケジュールを相次いで示す中、ＬＥＤ電球は従来型の電球に代わる存在となる。電気料金が台湾に比べ割高な日本などでＬＥＤ電球採用の機運が高い」と述べた。
