アップルが７日（台湾時間８日）発表した、新型スマートフォン「iPhone 4」について、中華電信傘下、中華電信行動通訊（モバイル通信）分公司の石木標副総経理は、「アップルから発売時期の通知は受けていないが、８月の第３弾発売対象地域に入るよう働き掛ける。おそらく９月にはならない」と発言した。市場では、中華電信による先行発売か、台湾大哥大（タイワン・モバイル）、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）の通信キャリア大手３社による同時発売となるとの見方が出ている。９日付工商時報が報じた。
アップルの「iPhone 4」（同社提供）
iPhone 4は従来より小さいmicroSIMカードを採用しているが、観測によると中華電信は８月発売に向け、既に大手メーカーから数万枚のmicroSIMカードを購入済みだという。また同社はiPhone 3G発売２年を迎え、ちょうど契約終了時期に当たるため、iPhone 4への買い替え優待プランを検討しているという。
このほかiPhone 4発表を受け、既に一部でiPhone 3GSの販売価格が10～15％下落しているようだ。
