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作成日：2010年6月9日_記事番号：T00023285
ＬＥＤ用サファイア基板、Ｑ３価格倍増も
発光ダイオード（ＬＥＤ）需要の高まりを受け、川上のサファイア基板で深刻な供給不足が起きている。さらに韓国メーカーが同基板の大量確保に動いているとも伝えられ、サファイア基板価格は第３四半期に20～30％上昇、最高で100％値上がりする可能性もあるとの見方が出ている。サファイア基板生産を手掛ける中美矽晶電子（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ）は、「第３四半期は30％値上げの可能性が高く、第４四半期の引き上げも否定しない」としている。９日付蘋果日報が報じた。
これについてＬＥＤエピウエハー・チップメーカー、晶元光電（エピスター）の周銘俊総経理は、「確かにサファイア基板メーカーは第３四半期30～100％の値上げを予告している」とした上で、「上げ幅が大き過ぎるため、現在これが適正なものかどうか確認している」と語った。
周総経理はまた、「今年は原材料価格の大幅上昇に際し、自社でコストを吸収してきたが、現在製品価格引き上げの必要性について検討している」と語った。ただ、値上げは顧客に悪影響を与えるため、利益率の高い製品の比重を高める手段を優先すると語った。
