聯華電子（ＵＭＣ）が８日発表した５月売上高は、前月比8.27％増、前年同月比34.28％増の100億9,000万台湾元（約285億円）で、2007年11月以来の過去30カ月で最高となった。１～５月売上高は、前年同月比82.82％増の461億2,500万元だった。９日付工商時報が報じた。
証券会社によると、同社の６月売上高は引き続き成長し、第２四半期通期では市場予測を上回る前期比10％増の295億元以上となる可能性がある。平均出荷価格は第１四半期とほぼ同水準だが、台湾元安が続いていることに加え、生産ライン増強と生産効率の向上により出荷量が拡大しているためだ。第２四半期のウエハー出荷枚数は前期比６～９％増となる見通しだ。
孫世偉同社執行長（ＣＥＯ）は先月、下半期の見通しについて、生産ラインは８インチ、12インチウエハー工場ともにフル稼働の状態が続き、在庫水準も健全なため楽観できると語っている。
