ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が９日発表した５月売上高は、前月比2.59％増、前年同月比93％増の733億6,500万台湾元（約2,061億円）だった。ノートＰＣ出荷台数は410万台で、ライバルの広達電脳（クアンタ・コンピュータ）の440万台に及ばなかった。10日付経済日報が報じた。
陳瑞聡同社総経理は、上半期通期の出荷台数ではクアンタを超えると強調した。同社は先日、今年の出荷台数見通しをクアンタと同水準の5,000万台以上に上方修正し、通年で業界首位を維持する意欲を示している。第２四半期の出荷台数は前期の1,250万台から横ばいの1,251万台、第３四半期は前期比５～10％成長を予測している。
なお、同社の液晶テレビの５月出荷台数は前月比６％減の23万5,000台だった。下半期は新規顧客からの受注により600万台を見込む。
