華碩電脳（ＡＳＵＳ）が９日発表した５月の非連結売上高は、前月比21.8％減、前年同月比79.71％増の218億3,600万台湾元（約6,136億円）で、２カ月連続の減収となった。欧州市場での信用不安によるユーロ安、消費者の購買意欲低下などが要因だ。１～５月の売上高は前年同期比83.22％増の1,245億6,900万元だった。10日付経済日報が報じた。
ＡＳＵＳの沈振来執行長（ＣＥＯ）は、５月から欧州販売業者の調達意欲が低下、同社のノートパソコン、マザーボードなど主力製品の出荷に影響が出ていると指摘。第２四半期の売上高は、前期と同水準か微減になるとの予測を示した。
なお、ＡＳＵＳ傘下の受託生産メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）の５月売上高は、前月比13.97％減、前年同月比33.5％増の326億3,000万元だった。
