不動産開発最大手、遠雄集団（ファーグローリー）の趙藤雄董事長は10日、業績優秀者の表彰式で、年初来の住宅販売額が190億台湾元に達したことを明らかにし、今年通年で過去最高の400億元（約1,122億円）を目指す方針を掲げた。11日付経済日報が伝えた。
４年連続で販売実績ナンバーワンとなった同社のトップセールスレディは、累計100億元を売り上げたという（10日＝中央社）
趙董事長は年内に500億元相当の物件を発売する考えを示し、売上高は400億元を超えるとの見通しを示した。
趙董事長は「不動産市場が安定成長できるかが、台湾が『黄金の10年間』を実現できるかどうかの鍵だ。海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）の締結、世界経済の好転、台湾企業のＵターン、中国資本による台湾不動産への投資拡大などで、市場動向を楽観しており、発売物件を毎年10％以上のペースで増やしていく」と述べた。
個別物件では、台北県林口郷の「未来之光」が３カ月以内に完売し、80億元の売り上げを達成した。
