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作成日：2010年6月11日_記事番号：T00023345
奇美電・上海工場でスト、「生産ラインに影響なし」
11日付旺報がロイター通信の報道を基に伝えたところによると、中国でストライキが相次ぐ中、台湾の液晶パネル最大手、奇美電子（チーメイ・イノルックス）の上海工場でも９日に、数百人規模の従業員による賃上げストが発生していたことが明らかとなった。これについて同社は、「話し合いを持った結果、従業員は既に業務に復帰しており、生産ラインに影響は出ていない」と強調した。ただロイターは、ストが収束したかどうかは不明としている。
富士康国際（ＦＩＨ）の賃上げ発表後、中国では労働者が企業に待遇改善を要求する機運が高まっているが、奇美電は「上海工場では100人程度がストに参加したが、要求はばらばらで統一されたものではなかった」と説明した。
ストが発生した上海工場は、奇美電の３社合併に加わった中小型パネルメーカー、旧統宝光電（トポリー・オプトエレクトロニクス）の後工程モジュール（ＬＣＭ）工場だ。
