経済部がまとめた統計によると、今年６月12日時点の会社登記件数は58万2,626件で、過去２年半で最多となった。登記件数の増加は製造業、通信業、金融業および不動産業に集中しており、特に製造業は４月に新設された企業3,435社のうち最多の760社を占めた。14日付中国時報が報じた。
また製造業の中でも、食品業、パソコン・電子関連業、機械修理業が大きな伸びをみせており、経済部の黄吉実統計長は、「食品業の約７割は台湾内需向けの事業であることから、同産業の４月の新規登記が91件に達したことは個人消費の回復を示す」と分析している。
なお、３～４月の統計で解散、事業廃止などによる会社登記の抹消件数が依然減少していないことについて黄統計長は、「景気が好調な時期には、事業規模拡大のため企業合併が促進され、それに伴い登記抹消件数も多くなる」と指摘し、「悪いこととは限らない」と述べている。
