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作成日：2010年6月14日_記事番号：T00023372
富士康、深圳工場の求人凍結
12日付中国時報が中国紙「第一財経日報」の報道を基に伝えたところによると、鴻海科技集団（フォックスコン）傘下、富士康国際（ＦＩＨ）は中国・深圳工場での人材募集および採用を作業員と幹部候補を問わず一律凍結したようだ。相次ぐ従業員の自殺が問題になった同工場では、今月に入って２度の給与の引き上げを行ったほか、４月から残業を１日２時間以内に抑えているとされる。
一方同社は先月、重慶の従業員を現在の2,300人余りから年内に１万2,000人規模に拡大する方針を示している。天津工場に至っては応募者全員を採用、北京工場では4,000人、淮安工場では800人を募集するとしている。中国時報は、同社が経営戦略を変更したと論じた。
なお、同社の人材仲介を請け負う業者は、重慶の従業員を江蘇省淮安市で募集している。重慶の生産拠点が建設中のため、まず淮安で研修を受けさせ、来年４月から重慶で勤務させる計画だという。
