タイヤ大手の正新橡膠工業は、中国での乗用車向けタイヤ生産について、重慶工場で来年から量産開始を予定しているほか、福建省アモイ工場でも年産1,000万本以上の工場新設を計画しており、羅才仁同社副董事長は、「乗用車向けで中国首位となる可能性もある」と抱負を語った。このほか同社は15日、福建省漳州市で日産60万本の自転車およびバイク向けのタイヤ工場を設立すると発表した。16日付経済日報が伝えた。
同社はまた、世界市場をターゲットに現在展開する自社ブランド「MAXXIS」のほか、今後、価格帯の異なる新ブランド「PRESA」を立ち上げる予定だ。証券会社は、生産能力拡充と新ブランド展開で、年間売上高は1,000億台湾元（約2,840億円）を超える可能性もあると予測している。
なお同社は中国市場で「正新」と「桜花」の２ブランドを展開し、集団全体の５割を占める売上高を上げている。
