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作成日：2010年6月21日_記事番号：T00023483
人民元切り上げへ、台湾元「連れ高」予想も
中国の中央銀行、中国人民銀行が19日、2008年から固定されてきた人民元の対米ドルレートの変動を容認する姿勢を示し、近く人民元の切り上げが見込まれている。これについて台湾の大手銀行幹部は、「切り上げが実現すれば、台湾元も連動して上昇する」との見方を示した。台湾の輸出総額に占める対中輸出の比率が42％に上る、密接な貿易関係がその理由だ。20日付中国時報が報じた。
同幹部は人民元の対米ドル切り上げ幅は１～２％と予測。切り上げを受けて外資やホットマネーがアジア市場に流入し、台湾元や日本円、韓国ウォンが「連れ高」となり、この影響で台湾株式市場も上昇するとみている。
