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自動車・二輪車
作成日：2010年6月21日_記事番号：T00023493
和泰汽車、トヨタが副董事長派遣へ
トヨタの台湾総代理、和泰汽車は22日に行われる役員改選で、トヨタから出向中の平光敬和・執行副総経理が副董事長に選出される見通しだ。トヨタは持ち株比率約１割とはいえ、和泰にとってトヨタ総代理権の維持にかかわる重要株主で、副董事長はトヨタが派遣する役員ポストとして過去最高位となる。平光氏の副董事長就任には、両社の関係をより強化する狙いがあるとみられる。19日付経済日報が伝えた。
また市場では、トヨタの副董事長派遣は中台の海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）締結後をにらんだ措置で、和泰が将来的にトヨタの中台事業展開で大きな役割を果たす可能性もあるとみている。
なお、今回の役員改選で、蘇燕輝董事長と張重彦総経理が経営から退く予定だ。代わって黄南光副董事長が董事長に、蘇純興執行副総経理が総経理に選出される見込みで、黄家と蘇家の２大株主（持ち株比率各３割）による経営体制に変化はないもようだ。
