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作成日：2010年6月22日_記事番号：T00023527
ＡＳＵＳが７月に組織再編か、３大部門の調達を統合へ
22日付電子時報によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）が７月に新たな組織再編を実施し、コンピューター、部品、携帯電話の３大事業群の調達を統合するもようだ。これについて同社は「確かに組織の微調整を検討しているが、まだ決まっていない」とコメントしている。
2008年第４四半期に同社初の四半期赤字を経験したＡＳＵＳは、09年第２四半期にそれまでの６事業群制を３事業群にまとめる大規模な組織再編を行い、同年下半期には業績回復に成功した。
しかし、同社は今年、第２四半期の景気見通しで「オフシーズンの影響は受けない」と楽観予測を示したわずか２週間後に業績予測を下方修正するなど、組織構造の欠陥が目立つようになっていた。最近では部品調達に急ブレーキをかけたものの、一部で調達価格の差額により一定程度の損失を被ったとの観測も出ており、経営陣は調達体制の再検討を迫られているものとみられる。
