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作成日：2010年6月24日_記事番号：T00023570
タイヤの建大、中台で生産能力増強へ
タイヤ大手の建大工業は、中国市場の強い需要に応えるため中台での生産能力増強を推進する。早ければ2011年第１四半期に新生産ラインを稼働させ、グループ全体の乗用車向けタイヤの生産能力を日産約５万本に引き上げる。24日付経済日報が報じた。
同社は中国・天津工場でオートバイ、電動自転車用タイヤの第２段階増産計画に着手しており、また深圳工場でも今年下半期からオートバイ用タイヤの生産ラインを増強する。台湾では、雲林第２工場の建設計画が進行中だ。中台での生産能力増強を通じて、タイヤ製造業界での世界ランキングの32位（09年）からの上昇を見込む。
楊銀明同社董事長によると、中国生産拠点の中国市場向け出荷比率は今年１～５月に43％に達し、今後もさら高まる見通しだ。楊董事長はまた、今月末に予定されている海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）のアーリーハーベスト（関税の早期引き下げ）について、対象品目に自転車および部品が含まれたことが業績への好影響につながると期待を示した。
