ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）と仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は、６月の出荷が好調だ。証券会社によると、欧州での信用不安を受けてブランド業者は５月に発注を削減したが、市場の需要は依然強く、在庫水準が低下したため今月から発注量が回復しているという。６月の出荷台数は、クアンタが過去最高の480万台、コンパルが今年最高の430万台以上と予想されている。24日付経済日報が報じた。
証券会社によると、クアンタは６月の出荷好調を受け、第２四半期出荷台数も前期比24％増の1,370万台と同社予測の15～20％を上回る見込みだ。
一方、コンパルの第２四半期出荷台数は1,240万台で前期比約10万台の減少と予想されているが、上半期累計ではわずかにクアンタをリードするとみられる。
なお第３四半期の出荷見通しについて、クアンタが前期比10～20％増、コンパルが５～10％増と予測しており、今年の最大手争いは下半期が勝負の鍵を握りそうだ。
