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建設
作成日：2010年6月29日_記事番号：T00023658
台北ドーム、ホテルと商業施設の増設認めず
台北ドーム（台北市松山たばこ工場跡）建設計画をめぐり、ＢＯＴ（建設・運営・譲渡）方式で開発権を得た遠雄企業集団（ファーグローリー）は、ホテルと商業施設の規模を当初より拡大する設計変更を申請していたが、台北市政府は28日、第３次環境評価審査会議で、申請内容を認めない決定を下した。29日付中国時報が伝えた。
環境評価委員は「施設の面積拡大分が大き過ぎ、周辺の交通が負荷に耐えられない」と理由を説明した。
台北市環境保護局は、遠雄企業集団に代替案の提出か、計画を当初の内容に変更するかのいずれかの対応を取るようを求めている。
遠雄企業集団は2007年8月に計画変更を申請。環境影響評価は市側が追加資料の提出を求めるなどして難航していた。同社は提携パートナーの変更をめぐっても、監察院の是正要求を受けて市側と対立しており、建設計画の遅れは避けられない見通しとなっている。
