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鉄鋼・金属
作成日：2010年6月29日_記事番号：T00023661
豊興が鉄鋼価格値上げ、２カ月ぶり300元
鉄筋大手の豊興鋼鉄は28日、鉄鉱石と鉄スクラップの国際価格上昇を受けて、鉄筋の販売価格と鉄スクラップの買取価格を約２カ月ぶりに各300台湾元引き上げた。値上げ後の１トン当たり価格は、鉄筋は1.64％上昇の１万8,500元（約５万1,000円）、鉄スクラップは2.97％上昇の１万600元となる。なお、形鋼価格は同２万1,100元で据え置いた。29日付工商時報が伝えた。
先週以来、長期間価格下落が続いていた国際鉄スクラップ価格が上昇を始めている。コンテナ積み価格と日本のＨ２製品価格は共に15米ドル値上がりし、それぞれ１トン当たり350米ドル、360米ドルとなっている。
豊興の林明儒董事長は、国際経済が完全に回復しない限り、鉄スクラップ価格は小幅な調整が続くと見通しを示した。
なお、今回の値上げに東和鋼鉄企業（東鋼）、威致鋼鉄、海光企業など他の鉄鋼大手も追随するもようだ。
