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作成日：2010年6月30日_記事番号：T00023697
奇美電、iPhone主要サプライヤーに
30日付工商時報によると、奇美電子（チーメイ・イノルックス）は、米アップルのスマートフォン、iPhone向けタッチパネル供給枚数が既に100万枚を超え、主要サプライヤーの１社となっているもようだ。同社は個別の顧客についてコメントを避けているが、供給製品はiPhone 3GSと最新機種iPhone 4向けとみられている。
奇美電子のタッチパネルは、旧群創光電（イノルックス・ディスプレイ）でローエンドの抵抗膜方式から開発を進め、ハイエンドの静電容量方式にも参入。昨年のタッチパネル出荷枚数1,600万枚のうち、300万枚だった静電容量方式の製品は今年、全体（4,000万枚）の半数にまで拡大する見込みだ。
現在同社のタッチパネル出荷枚数は単月200万枚程度。現在、中台に１基ずつ設置する新工場で設備搬入を行っており、生産能力は年末までに２～３倍へと拡充される予定だ。
