中国のオンライン決済システム、中国銀聯（チャイナ・ユニオンペイ）加盟銀行が発行するキャッシュ・デビットカード「銀聯カード」が30日から、台湾全土１万6,000台余りの現金自動預払機（ＡＴＭ）で使用できるようになった。１日１万人民元（約13万円）分までの現金引き出しが可能だ。１日付工商時報が報じた。
銀聯カードのサービス開始イベントに出席した許羅徳・中国銀聯総裁（右３）（30日＝中央社）
許羅徳・中国銀聯総裁によると、中国人来台者による台湾での銀聯カード利用額は、１日当たり700万～1,000万人民元に達している。こうした状況を受けて許総裁は、「台湾での発展の次のステップとして台湾拠点を設置する」と発言した。
台湾拠点設置に加えて、今後は台湾元決済の銀聯カード発行や、中台間のインターネット取引の研究に取り組みたい考えだが、タイムテーブルは決まっていないとしている。
