ニュース
電子
作成日：2010年7月2日_記事番号：T00023756
日立が奇美電に生産委託、ＩＰＳ液晶パネル
日立ディスプレイズは２日、液晶パネル最大手の奇美電子（チーメイ・イノルックス）にＩＰＳ（横電界）方式の液晶技術を供与し、タブレット型パソコンなどに用いられる中型ＩＰＳ液晶パネルの生産委託を行うことで合意したと発表した。
奇美電は年内に中型ＩＰＳ液晶パネルの量産を開始する予定で、日立ディスプレイズは、需要の拡大が見込まれる６型から10型を中心としたＩＰＳ液晶パネルの供給を拡大する。
タブレット型パソコンは、どの角度からでも見やすいことが求められることから、斜めから見てもコントラストや色調が変化しにくいＩＰＳ液晶パネルが注目を集めている。
２日付工商時報によると、奇美電は米アップルのタブレット型パソコン「ｉＰａｄ」向けの需要増を見込み、第５世代工場（苗栗県竹南鎮）をＩＰＳ液晶パネルの主力工場に転換した。
