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作成日：2010年7月5日_記事番号：T00023791
富士康、鄭州に生産拠点設置へ＝中国紙
中国の経済紙、華夏時報が消息筋の情報として報道したところによると、鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の富士康国際（ＦＩＨ）が河南省鄭州市政府との間で６月中旬、生産拠点を設けることで関連の協議書を取り交わした。河南省政府の関連部門によると、郭台銘董事長が最近同省を視察に訪れた際、鄭州に航空港区、発光ダイオード（ＬＥＤ）園区、ＩＴ（情報技術）産業園区の建設に関心を示したという。５日付工商時報が報じた。
富士康は同省への投資に伴い従業員10万人を募集する計画で、洛陽で１万人、商丘で5,000人、漯河で2,000人などとなっている。鄭州市高新区管理委員会の関係者によると、６月17日に750人の就業枠の割当を受けたが、現在1,000人に拡大されたという。
なお、華夏時報によると河南省のあるポータルサイトのアンケート調査で、富士康の河南進出を歓迎しないという回答が７割に上った。同紙は反対の理由については触れていない。ただ、同アンケートは誘致にマイナスだとして省幹部の不興を買い、省内メディアは富士康に関するニュースを一切報道しないよう求める指示を受けたという。
