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作成日：2010年7月7日_記事番号：T00023843
電子ブック産業、馬総統がＥＣＦＡ盛り込み意向
馬英九総統は６日、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議（ＥＣＦＡ）発効後６カ月以内に行われる物品・サービス貿易の実務交渉で、電子ブック分野のアーリーハーベスト（関税の早期引き下げ）盛り込みに努める考えを示した。７日付工商時報が伝えた。
馬総統はまた、今回ＥＣＦＡに盛り込まれた11項目のサービス業の中国市場開放、および同時に調印された知的財産権保護協定に当たる「両岸智慧財産権保護合作協議」は、電子ブック業界の中国市場開拓に大きく役立つとの認識を示した。
馬総統の発言は、今年発足した日本の大手出版社をメンバーとする「日本電子書籍出版社協会（EBPAJ）」の訪問を受けた際に行われた。馬総統は「ＥＣＦＡ締結は日台共同による中国市場の開拓にも新たなチャンスをもたらした」と述べ、電子ブック分野での異業種間の提携など、日台の協力強化への期待感も示した。
