宏達国際電子（ＨＴＣ）が６日発表した６月売上高は前年同月比66.68％増の238億5,800万台湾元（約650億円）で、３カ月連続の過去最高更新となった。第２四半期売上高も前年同期比58.45％増の605億3,200万元で過去最高だった。さらに同期純利益は同33％増の86億4,100万元で、１株当たりの利益（ＥＰＳ）は10.62元と、ＩＣ設計最大手の聯発科技（メディアテック）をも上回った。７日付蘋果日報が報じた。
ＨＴＣの好業績には、ＨＴＣブランドの認知度向上により、通信キャリアや販売店との協力が拡大したことが貢献している。市場予測では、第２四半期スマートフォン出荷台数は550万台近く、同社予測の450万台を大きく上回ったとみられる。
同社は第３四半期の業績見通しについて、昨年に比べ顕著な成長を見せると楽観している。９月まで新機種発売予定がないものの、既存の「Legend」、「Desire」、「Droid Incredible」、「EVO 4G」の販売が安定していることや、「Wildfire」の出荷開始が
その理由だ。
