市場調査会社、ディスプレイサーチの６日発表によると、７月上旬の液晶パネルオファー価格は先月下旬から小幅な下落となった。下落幅は、▽液晶モニター用、１～２米ドル▽ノートパソコン用、１～２米ドル▽液晶テレビ用、２～５米ドル──。７日付経済日報が伝えた。
ディスプレイサーチは、７月の液晶テレビ用パネル価格の見通しについて、欧州、中国市場での需要が弱まる中、供給過剰の状態であることから引き続き下落すると予測している。また、大手ブランド各社や受託生産各社による在庫処分のための値下げも原因として指摘した。
一方、発光ダイオード（ＬＥＤ）バックライト採用の液晶テレビ用パネルは、供給不足が続いていることから価格が高止まりしており、ブランド各社の利益を侵食する懸念がある。
ディスプレイサーチは、８月からハイシーズンとなることから、パネル価格の下落は底を打つと予測している。
