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作成日：2010年7月8日_記事番号：T00023880
インベンテックの６月売上高、前月比8.7％増
ノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）の６月売上高は、前月比8.7％増、前年同月比4.41％減の347億台湾元（約946億円）で、出荷台数は160万台だった。第２四半期の売上高は、前期比8.35％増の873億1,000万元だった。８日付工商時報などが伝えた。
６月の増収要因について同社は、大手ブランド向けの新機種出荷が始まったことに加えて、下半期のハイシーズン向けの発注が６月に前倒しされたことなどを挙げている。これはブランド各社が輸送コスト削減のため船便利用を推進し、納品までの期間が長くなったことに対応したものだ。
李詩欽董事長は下半期の出荷の出荷見通しについて、「上半期を上回るものの成長率は例年を下回る」と指摘した。上半期と下半期の出荷比率は例年の４対６から、今年は45対55になるとの見方だ。欧州市場では夏休みや信用不安の影響で８月までは需要が伸び悩み、回復は９月以降と予測している。
