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作成日：2010年7月9日_記事番号：T00023906
鴻海がまた買収か、ソニーのスペイン液晶テレビ工場
鴻海科技集団（フォックスコン）が、スペインでソニーの液晶テレビ工場を買収するとの観測が広がっている。事実とすれば鴻海がソニーからの液晶テレビ工場を買収するのは、メキシコ、スロバキアの両工場に続き３例目となる。９日付経済日報が伝えた。
業界筋によると、鴻海はソニーと価格面で交渉が難航していたが、最近のユーロ安で買収可能性がにわかに高まったという。また、鴻海がソニーの工場を直接買収するか、ソニーの工場閉鎖後に買収するかについては固まっていないという。
鴻海は８日、「うわさは聞いていない」として、コメントを避けた。しかし、業界ではライバルの友達光電（ＡＵＯ）が液晶モニター受託生産最大手の冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）と共同でポーランドに液晶テレビ工場を設置することを決めており、鴻海は対応を迫られている。
